夢日記
父の車が迎えに来た夢
久しぶりに、亡くなった父の夢を見ました。
場所は実家のある福岡だと思うのですが、私が買い物か何かで遅くなり、
父が車で私を迎えに来てくれた夢でした。
私は、筒状の大きな籐のかごのようなものを持っていて、
その中にいろいろ何か入っているようでした。
駐車場に行くときに、その籐のかごのフタを忘れてきてしまったことを
思い出したのですが、(まあ、いいや)と思いました。
父の車は、駐車場の一番奥の真っ暗なところに置いてありました。
暗くて乗れないので、真ん中の明るい場所に車を動かしてくれるのを待っていました。
駐車場の真ん中に父の車が止まり、ドアが開きました。
しまった、お父さん、目が悪いのに、こんな遅い時間に車で迎えに来てもらって
悪かったかなと思いました。
しかし、運転席にも助手席にも、父はいませんでした。
そこで、目が覚めました。
父が迎えに来てくれた夢を見たというのに、なぜか父の姿は
見なかった気がします。
起きてから、私が福岡に帰省した時には、いつも父が駅や空港まで
車で送り迎えしてくれたことを思い出しました。
亡くなる前の数年間は、父の目がかなり悪くなっていて、
運転できなくなっていたので、車での送り迎えはできなくなりました。
私は、「いいよ、いいよ、電車に乗って帰ってくるから」と言いました。
父は、ずっと営業の仕事をしていて、車のない生活は考えられなかったですから、
車に乗れなくなって寂しかっただろうなぁーと思いました。
そんなことを思い出したら、また少し涙が出てきました。
夢の中で父に会えたらもっとうれしかったけど、
でも福岡に帰ったら、父はいつでも迎えに来てくれるのかもしれません。