旅行記

コスタ・ビクトリア号の旅（13）【釜山】

次は、釜山駅からシティツアーバス「太宗台コース」に乗りこみました。目的地の太宗台の入り口に着きましたが、あいにくの曇り空。天気がいい日には対馬が見えるということでしたが、今日は残念ながらムリそうです。

思っていたより時間もなくなってきて、釜山タワーの観光や国際市場で買い物する時間が少なくなりそうだと思ったので、私は「このままこの先まで行かずに、チャガルチに行こう」と言いました。妹は「せっかくここまで来たのに。この先まで行こうよ」と言うので、そうすることにしました。徒歩だとけっこうきついらしいので、タヌビ列車に乗ります。展望台に着くと、展望台は霧に覆われていました。

ここから先は一人で別行動をとることにしました。少し不安もありましたが、ここまでの旅で韓国の方たちは親切だったし、ガイドブックも手元にあるし、なんとかなるでしょう。

帰りのタヌビ列車なんて待っていられないので、一人で山を下って行きました。ところが、人が誰もいなくなって、霧の中の山道で私一人だけになりました。この旅で、初めて一人だけの時間となったわけですが、ふと今ここで崖から落ちたりしても誰も気づかないんだろうなぁーと思いました。そうしているうちに人が見えてきたので、ほっとして、またバスに乗りこみました。

天気がよくなってきました。

これから、チャガルチ市場に向かいます。

（つづく）