本
死後の真実
アメリカの精神科医で、「死の臨床」の医学分野における
世界の第一人者、エリザベス・キューブラー・ロス博士による
「死後のいのちは永遠である」という内容のエッセイです。
末期患者の死にゆく人の話し相手となり、悲しみの克服と
死の受容を援助することに関わってきた博士が、
二万人もの臨床例を通して気づいた死後のいのちについて、
わかりやすく書いてあります。
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博士は、死について、このように語っています。
死とはただ、チョウがマユを脱ぐのと同じで、
肉体を脱ぐだけにすぎません。
より高い意識への移行であり、そこでは再び、知覚し、
理解し、笑い、成長し続けることができるようになります。
唯一失うものと言えば、もう必要のなくなった肉体のみです。
要するに、春になると冬のコートはもうぼろぼろになって
必要ないから、捨ててしまうことと同じなのです。
死とは、つまりはそういうことなのです。
身近な人の死や、また自分自身の死について考える時、
ぜひ読んでみてください。
2012-11-29 | Posted in 本 | No Comments »