エンターテイメント

海角七号

日本と台湾の関係を調べている中で、この映画のことを知り、

初めて台湾映画を観てみました。

海角七号/君想う、国境の南 [DVD]/マクザム
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台湾映画史上歴代第1位の超大ヒット作で、

台湾全土で5億3千万元(約16億円)を超える興行収入を上げ、

洋画を含めても『タイタニック』に次ぐ第2位となるそうです。

日本統治下の台湾で、恋をした日本人教師と台湾の女学生・友子。

敗戦による日本人の引き揚げで、一緒に日本に行くつもりで

港に来た友子ですが、その日本人教師は船に隠れてしまい、

何も言わずに友子を置いていってしまうのです。

そして、船の中で書いたその教師の手紙。

「捨てたのではなく、泣く泣く手放したのだ」

これは、台湾に対する日本の思いであってほしいという

台湾からのラブコールと言えます。

台湾と日本の歴史、現在にいたるまでの親日の感情が、

根底にあることを理解したうえで鑑賞すると、

その思いが痛いほど伝わってきます。

映画では、その時の手紙が60年後に届けられるという設定で、

メイン・ストーリーは現在ですが、私としては

その60年前の友子と日本人教師のストーリーの方を

観てみたいと感じます。

台湾人の大らかな日常生活を見れるのもいいですね。

2013-03-04 | Posted in エンターテイメントNo Comments »