エンターテイメント
硫黄島2部大作
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島」2部大作を観ました。
最初は、「硫黄島からの手紙」を観ました。
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日本から見た硫黄島の戦いが描かれています。
1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に指揮官、
栗林忠道中将がやって来ます。
圧倒的な兵力をもつアメリカに対して、彼は地下要塞を作って
一日でも長く島を守り抜こうとします。
絶望的な状況の中、本土にいる家族を守るため、
必死の抵抗を続けるのです。
当初、5日で終わると思われたこの戦いは、
1ヵ月にも及びました。
日本軍は、2万人戦死、アメリカ軍も戦死者6800人、
負傷者2万人以上に上り、激戦となりました。
映画の中では、手や足や頭が吹っ飛んだり、かなりショックな
場面も出てきます。
まだ映画だからいいですが、実際にこの体験をしたならば、
とてつもない心の傷を負ってしまうでしょう。
あまりにも悲惨です。
次に、アメリカから見た硫黄島の戦いを描いた
「父親たちの星条旗」を観てみました。
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目線が違っただけで、また別の物語になってきます。
姿が見えない日本軍に対しての恐怖や不気味さが
とても伝わってきます。
戦争の悲惨さという点では、どちらの立場であっても
変わりがありません。
次々と仲間が犠牲になっていく様子は、まさに地獄絵図です。
一人一人は、普通の人間なのに、なぜ殺し合わなければ
ならないのか…。
やるせなさが込み上げてきます。
二つの作品を見ることで、奥深さが出てくると思います。
戦争の悲惨さを体験した方は、なかなかそのことを
話すことができないと言います。
戦後60年以上経って、ようやく口にすることができるように
なる方もいるようです。
私たちは、戦争が起こることのない平和な世界を
なんとしても作っていかなくてはいけませんね。