社会

On Your Mark

原発関連のフィンランドの映画です。

「100,000年後の安全」 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=BYl7_dkRNSU&feature=youtu.be

都内の映画館でやってくれるといいのになぁー

昨日、地下の道を通って、放射能のある場所へ行く

夢を見たので、ちょっとシンクロです。

それと、昨日ネットをやっていたら、放射能に汚染された世界を

描いたスタジオ・ジプリの「On Your Mark」の動画に

たどり着きました。

こちらのサイトで、とてもわかりやすくまとめられています。

6分程度の作品なので、ぜひ動画も見てください。(リンクあり)

http://matome.naver.jp/odai/2130906916880511701

宮崎駿監督は、この作品について次のように述べています。

「地上には放射能があふれていて、もう人間は住めなくなっている。でも緑はあふれていて、ちょうどチェルノブイリの周囲がそうだったようにね。自然のサンクチュアリ(聖地)と、化している。で、人間は地下に都市を作って住んでいる。実際はそんな風には住めなくて、地上で病気になりながら住むことになるとは思いますが。」

「いわゆる世紀末の後の話。放射能があふれ、病気が蔓延した世界。実際、そういう時代が来るんじゃないかと、僕は思っていますが。そこで生きるとはどういうことかを考えながら、作りました。」

「状況に全面降伏しないで、自分の希望、ここだけは誰にも触らせないぞというものを持っているとしたら、それを手放さなければならないのなら、誰の手にも届かないところに放してしまおうという。そういうことですよ。」

この世界観は、今の私たちには切実なものとして迫ってきます。

翼をもった少女は、私には「純真さ」や「希望」のように思えます。

少女を助けるために何度も失敗をして、やり直し、

そして放射能の汚染区域の空に少女を逃がす。

そこは、今となっては、もう取り戻すことができない、

人々の故郷であり、サンクチュアリなのだと思います。

京大助教の小出裕章先生は、

「3月11日を境に世界は変わってしまった」

と仰っています。

2011-06-30 | Posted in 社会No Comments »