脳の使い方

昨日は、映画を観に行こうと思っていましたが、

ブックオフで、あれこれ見てしまい、時間をつぶしてしまいました。

エニアグラムとユングの本を購入。

それから、苫米地英人の「残り97%の脳の使い方」という本も

購入してみました。

苫米地英人氏の本は、以前、「英語は逆から学べ」というのを

読んだことがあります。

集中力や記憶力を高める音源のCDもついていたので、

たまに聞くこともありますね。

今回の「残り97%の脳の使い方」では、

洗脳のメカニズムや、目標を達成するためのトレーニング法が

紹介されています。

抽象的に説明されているところが、おもしろかったですね。

この本の中でいいなと思ったのものを、いくつかメモしておきます。

「仮想の自分」というものさしを捨てろということ。

「もし、別の道を歩んでいたら、今頃はこうだったのに」

と考えるようなことがあるとすれば、それはやめること。

「仮想の自分」を現在の自分より優れていると考える限り、

今の自分を過小評価した自己イメージを持ってしまう。

自分自身を過小評価している限り、

人生が成功することはありえない。

これは、まったく同感。

言葉を話すこと、それを聞いて認識するということは、

言葉の世界という仮想世界に臨場感が生まれていること。

この状態は、私たちにとって通常の状態であり、

けして特殊な状態ではない。

映画やテレビを観て、泣いたり笑ったりするのは、

仮想世界に臨場感を感じているから。

この意識下においては、物理的現実世界以上に

仮想世界に臨場感を感じてしまう。

なるほど、と思いました。

ここを利用することで、相手に色眼鏡をかけさせてしまうことも

可能になるので、カルトの洗脳はそこを利用するんですね。

はたから見ると、なんでそんなのを信じてしまうの!?

と思うのですが、深い意識下において、そのカルトの仮想世界に

強い臨場感を抱いてしまうらしいのです。

護身術として、洗脳のメカニズムを知っておくことも

いいのかもしれません。

人は重要なものしか見えない。

人は見る準備をしているものしか見えない。

本気でかなえたい大きな目標を設定すること。

目標を下げるのではなく、自分を上げること。

上げることのできる自分に臨場感を持つこと。

目標を持つことで、潜在意識が発揮される。

みたいなことが書いてありました。

おもしろい用語もいくつかありましたが、

ここでは省略。

あ、そうだ。

心理的盲点「ストコーマ」について、

自分が見ている世界は、ボロボロと情報が

抜け落ちた世界だという記述があったのですが、

井上ひさしさんの戯曲「頭痛肩こり樋口一葉」の劇中の歌の中に

 私たちの心は、穴のあいた入れもの

 私たちの心は、穴だらけの入れもの

というような歌詞があったのですが、

それをふと思い出しました。

メモ : 記憶、認識、真実

2010-09-30 | Posted in No Comments »