エンターテイメント
『永遠の0』を観てきました
クリスマス・イブに、映画『永遠の0』を観てきました。
原作は、450万部を突破したそうです。
映画を観た後、なんて感想を言えばいいのかわからないくらい
胸がいっぱいになりました。
日本人の本当の思いをこうして表現することができたのは、
すばらしいの一言に尽きます。
後半は、ずっと涙があふれて止まりませんでした。
今世紀最高の映画だと思います。
皆さんも、ぜひ観てください!!
ただし原作では、特攻隊をテロリストと同一視する新聞記者
(朝日新聞社の記者だと思われる)が出てきますが、
映画で、その役割を負ったのは主役の友人たちでした。
協賛の中に「朝日新聞」の名前がありましたので、
新聞記者のシーンはカットされたのでしょう。
しかし、この作品がこうして大きく花開いたことは、
とても意味のあることだと思います。
「終戦のエンペラー」を観て
「終戦のエンペラー」を観てきました。
原爆が投下され、日本が連合軍に降伏。焦土となった日本に、マッカーサー元帥が飛行機で降り立つあの有名なシーンから映画は始まります。一面、焼野原となった敗戦直後の光景に、圧倒されました。
戦争については、もちろん国や個人によっていろんな捉え方があるわけですが、この映画では日米双方の立場の言い分は入っていたと思います。個人的には、「この戦争の責任は誰が負うべきか」という連合軍による問い自体が、本来は矛盾していると思います。その矛先を日本だけに向けているからです。そもそもセオドア・ルーズベルトは日本征服のためのオレンジ計画を立てており、何十年も経って、甥のフランクリン・ルーズベルトがそれが果たしたわけなのです。日本は、アメリカと戦争をしようとは夢にも思っておらず、むしろなんとか戦争を避けるための交渉をしようとしていました。一方で、戦争をしないという公約で当選したフランクリン・ルーズベルトは戦争を仕掛けるわけにはいかず、そのためハル・ノートを日本に突きつけることで、日本から戦争を仕掛けるように仕向けたのです。日本に対して「死ね」と言っているに等しいそのハル・ノートを受けて、日本は戦争せざるを得ない状況に追い込まれました。石油が入ってこない状況で、日本はどうやって生き延びることができるというのか。この映画では、そのあたりについては石油のことについてのみ触れられています。しかし、原爆投下、都市への無差別空襲の残酷さについても画面を通して伝わってきますので、双方に非があったと感じさせる内容になっています。お互いの立場を理解しあう意図のもとで、この映画は製作されていますので、それでいいのだろうと思います。
主人公の恋人アヤを演じた初音映莉子、とても美しかったですね。宮内次官・関屋貞三郎を演じた夏八木勲の演技も、とても印象に残りました。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」とともに、この夏、必見の映画だと思います。
風立ちぬ
宮崎駿監督の「風立ちぬ」を観てきました。
零戦の設計者・堀越二郎がモデルとなっており、
そこに堀辰雄の小説のストーリーが取り込まれています。
「飛ぶ」ということにかけては、宮崎駿監督もこれまで作品の中で、
並々ならぬ情熱をかけてきたわけで、この作品の主人公と
重なる部分がありますね。
戦闘機のことはよくわかりませんが、零戦というのは、
ムダを削ぎ落したシンプルでとても美しいフォルムなのだそうです。
そう思って見てみると、たしかにそんな気がしますね。
財政も苦しい中、当時の日本が技術を結集して作ったものなのでしょう。
私は、理工系ではないので、よくわからない世界ですが、
こういう人たちが日本の技術力を支えてきたんだなぁーと思います。
大正から昭和初期にかけての人々の生活の描写は、
タイムトリップした感覚を味わえます。
この作品の絵コンテを描いた翌日に、東日本大震災が起こったそうです。
この作品も、関東大震災のシーンから始まっていくんですよね。
何か今の時代とのシンクロニシティを感じさせます。
宮崎駿監督が実在の人物を描いたのは、初めてだそうです。
そういった意味では、今までと少し違う品かもしれません。
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今回の表紙は、エゾリスさんですね。
今回も、とっても癒される内容でしたが、とくに一番最後のがじーんときました。
シロクマさんとグリズリーさんの子供の頃のエピソードですね。
夏が苦手なシロクマくんが、冷凍庫に入って涼んでいるこのシーン、笑えました!
アイスのシロクマも入ってるし(笑)
私も、今年に入ってからシロクマアイスは2回食べましたよ。
いつも冬は冬眠してしまうグリズリーくんと、遊ぶタイミングがすれ違ってしまうシロクマくん。
シロクマくんが本当につまらなさそうで、とても可愛かったです。
レ・ミゼラブルのDVD
6月中旬過ぎに届いていたのですが、今日やっと鑑賞できました。
去年、映画館でも観たんですが、あいかわらずボロボロ泣いてしまいます。
映画館でも、ずっと泣き続けでした。
キャストは全ていいんですが、なかでも革命に加わる少年ガブローシュの歌声が好きです。
この映画を観ると、ジャン・バルジャンの姿を通して、父のことを思い出します。
話は変わりますが、日本のこれまでの戦争(日露戦争~大東亜戦争)も、
白人の支配に対する抵抗、革命だったと言えるだろうと思うんですよね。
戦わなければ、日本は他のアジアの国々と同じように植民地となっていました。
戦争に負けましたが、日本軍は、白人の支配に抵抗するための教育の普及や軍事力、
精神的な力や勤勉であることの大切さを、アジアの国々に残していったのです。
それが、搾取するだけ搾取して何も与えない白人による植民地支配と
まったく異なるところでした。
それを力として、アジアの国々は白人による支配から次々と独立していきました。
日本が統治したことで、アジアの国々は大きく変わったのです。
人権に対する闘争。そのために、どれだけ多くの命が失われてきたことか。
それでも、不当な扱いを受けて奴隷になるくらいなら、闘って死ぬことを選ぶ。
人間には、そうしたところがあるのだろうと思います。